仮想通貨トロン、次回大型アップグレードを第2四半期までに実施へ｜匿名送金の選択肢も採用か

/ 3月 22, 2019/ NEWS

トロンが新たなアップグレードを予定か

ブロックチェーン・プラットフォームのトロン(Tron)は、ネットワーク機能向上を目的としたアップグレードをリリースする。Zcashなどが採用する匿名技術zk-SNARKsを含む4つの主要アップグレードが行われるため、トロンにおいて重要なアップグレードとなるようだ。

IAmDecentralized.orgの共同設立者であるMisha Lederamn氏は、そのアップグレードで追加される機能の概要をツイッター上で投稿した。主な内容は以下の通りだ。

Four major developments for #TRON in coming weeks & months of Q2:

1. BitTorrent Speed, $BTT

2. Institutional-friendly multi-signature & account management

3. USDT-TRON stablecoin launch on #TRX blockchain

4. Implementing privacy option for transactions#IAmDecentralized$TRX

— Misha Lederman (@mishalederman) 2019年3月20日

トロンの熱烈なサポーターとして知られるLederman氏によると、これらアップグレードのトーンチ日は2019年第二四半期の数週間から数ヶ月の間を予定している。

zk-SNARKSを追加か

テザー社とトロン財団は新たなTRC-20に準拠し、トロンのエコシステム内にて利用可能な、アプリケーションやプロトコルとの相互運用性を備えたUSDTステーブルコインの発行を試みているとのことだ。

さらに、トロンの開発チームはzCashの匿名技術である「zk-SNARKS」の導入を検討しており、トロンの利用者に匿名取引ができるオプション機能を追加しようと模索しているようだ。

ポッドキャスト「Bad Crypto」の最中にも、Sun氏はなぜ同技術の導入に積極的なのか、その理由を語った。